本壇には多数の櫓があり、見ごたえ十分で一押しなのですが、ペーパークラフトの型紙がほとんどなかったので、 それならばと作成を開始しました。図面もかなりあることが分かっており、順に集めながら、制作方法を模索しつつ、年末から3か年計画で進行中。まずは試作0版です。
Sketchupが使えそうな感触で、さらに3Dモデルを作成・公開されていたので、一旦、それを展開図にして、作成したものです。残念なことに 3Dモデルが満足いくものではないのですが、思ったよりいい感じになりました。
これならいけそうだと、そこで松山城の修理工事報告書、復興事業報告書をかき集めての制作を進めようかと思っています。
とおもっていたのですが、キヤノンさんのペーパークラフトのサイトで、立派な松山城本壇の型紙が先月2月に公開されてました。本壇下の重文の紫竹門や続き塀まで含んでいて素晴らしいです。しかも、この型紙では省略が著しい一ノ門中の枡形の再現までできています。
どちらを進めようかとも思いつつ、本壇近くの野原櫓や乾門を含めた型紙を目指してみようかと思っています。
松山城とか松江城とか、松本城とか紛らわしいですね。これに備中松山城までありますから。でも、みな現存12天守で、国宝・重文、黒漆板張りでいいですね。
松山城とは別にオリジナルで天守を完成させた松江城と並べてみました。こうやって同じ縮尺で作ったりしていると単に眺めているのとは違っていろんなことに気づきます。たとえば、この二つの城は加藤嘉明、堀尾吉晴という織田・豊臣からの外様大名の西国大名らしく、黒塗漆塗りですが、天守台がほぼ同じ大きさです。なお、松山城天守は幕末の松平家による復古調での再建ですので加藤嘉明のオリジナルの5重のものとは違いますが、松江城のような感じだったのではと想像してみたりできます。
当初、Sketchupを使い始める前に、Inkspaceで天守と石垣を素から描いて、組み立ててみたのがこちらです。Sketchupの天守を載せてみましたが、形の違いが判ると思います。3Dモデルを作り直したいとおもっています。