2017年6月25日日曜日

伊予松山城 ~ ペーパークラフト キヤノン 五層天守



松山城は、幕末再建の重要文化財の3層の層塔型天守が現存しています。型紙も当然その現存三層天守なのですが、
まずは、そのまま組み立てではなく、天守を加藤嘉明の創建五層天守にアレンジしてみました。



きれいに納まりました。この天守はオリジナルで作成した松江城の天守です。
1/300のスケールで作成しておいたものです。

キヤノンさんの松山城もそのままで作ると1/300のようです。オリジナルで作成したものと同スケールでした。ということで同じように松江城も天守がきっちりと収まります。 
オリジナル型紙の松山城はこちらになります。



一ノ門の外を歩いている雰囲気で撮ってみました。松江城天守の大破風が大迫力です。

本壇の全景として上からの絵です。
天守入り口は本来は鉄筋門の内側になるところですが、天守附け櫓が三ノ門前の前庭を占めています。


比較のため、現在の3層天守でも撮影してみます。ずんぐりむっくり感じがつよいですね。また小天守なども一見復古調ですが、後期の層塔型のものです。



2017年3月28日火曜日

伊予松山城 本壇 ~ ペーパークラフト 試作

伊予松山城です。こちらはオリジナル型紙の制作試作です。


本壇には多数の櫓があり、見ごたえ十分で一押しなのですが、ペーパークラフトの型紙がほとんどなかったので、 それならばと作成を開始しました。図面もかなりあることが分かっており、順に集めながら、制作方法を模索しつつ、年末から3か年計画で進行中。まずは試作0版です。



Sketchupが使えそうな感触で、さらに3Dモデルを作成・公開されていたので、一旦、それを展開図にして、作成したものです。残念なことに 3Dモデルが満足いくものではないのですが、思ったよりいい感じになりました。
これならいけそうだと、そこで松山城の修理工事報告書、復興事業報告書をかき集めての制作を進めようかと思っています。

とおもっていたのですが、キヤノンさんのペーパークラフトのサイトで、立派な松山城本壇の型紙が先月2月に公開されてました。本壇下の重文の紫竹門や続き塀まで含んでいて素晴らしいです。しかも、この型紙では省略が著しい一ノ門中の枡形の再現までできています。

どちらを進めようかとも思いつつ、本壇近くの野原櫓や乾門を含めた型紙を目指してみようかと思っています。
熊本城宇土櫓岡山城Facetさんの1/300型紙、後ろの松本城がキヤノンさんからの70%サイズです。この松本城の作者さんが松山城を制作されてキヤノンさんで公開されています。

松山城とか松江城とか、松本城とか紛らわしいですね。これに備中松山城までありますから。でも、みな現存12天守で、国宝・重文、黒漆板張りでいいですね。

松山城とは別にオリジナルで天守を完成させた松江城と並べてみました。こうやって同じ縮尺で作ったりしていると単に眺めているのとは違っていろんなことに気づきます。たとえば、この二つの城は加藤嘉明、堀尾吉晴という織田・豊臣からの外様大名の西国大名らしく、黒塗漆塗りですが、天守台がほぼ同じ大きさです。なお、松山城天守は幕末の松平家による復古調での再建ですので加藤嘉明のオリジナルの5重のものとは違いますが、松江城のような感じだったのではと想像してみたりできます。


当初、Sketchupを使い始める前に、Inkspaceで天守と石垣を素から描いて、組み立ててみたのがこちらです。Sketchupの天守を載せてみましたが、形の違いが判ると思います。3Dモデルを作り直したいとおもっています。

松江城 〜 ペーパークラフト オリジナル


国宝松江城です。オリジナル型紙で制作しました。

このお城、正確な図面が入手できるのですが、ペーパークラフト型紙がほとんどなく、多数揃えているFacetさんでも、まだです。伊予松山城もまだのようで、おそらく満を持してなのでしょう。

図面が入手できたのでまずは天守と付櫓単独で制作しました。
伊予松山城と同じ1/300縮尺です。 こう見ると松山城は当初5重天守だったそうですが、松江城と同じくらいの感じだったのかなと思ったりしています。

立面図と柱図面と各種写真から、Sketchupで3Dモデル化と展開図にしています。

本丸全体も作成中です。空き地が多いのでレイアウトを考えないと思っています。

そして、黒漆張の天守の大集合です。